2012年3月20日火曜日

新宿西口デニーズビール談義~3年ぶりの花粉症に音をあげる~

ファミマのドライジンジャーおいしいです。
セネガルにもおなじようなものがありましたが、日本のそれはマイルド。
質が違います。


先週、東京に行ってました。

セネガル協力隊のお祭り男、Yだいが数々の危険な橋を渡りながらも無事に帰国できたということで。


僕は彼以上に魅力的な人間を知りません。


坊主で顔は穴だらけ、ノーパンにニッカポッカに足袋というスタイルを2年間続けてきた男。

ところ構わず上裸になって踊り始める(しかもマッチョだから醜くない)、「人糞尿は世界を救う」とキャッチフレーズを掲げて、人糞尿の作物栽培への可能性を研究するドクターコースの学生。

語りだしたら止まりません。


よく考えると、僕の家に一番遊びに来てくれたのは彼だったと思います。

セネガルで二人で話しながら飲むビールは格別で、必ずといっていいほど次の日の活動に支障をきたしていました。

懐かしい。


新宿に着くやいなや、西口のデニーズにいるから来いと同期のYなから連絡を受け向うと、

そこには出来上がったMぼーとYだい、そしてYながいました。


Yだいと日本でビールを飲む瞬間が来るとは。


本当に最高のひと時でした。


話はたわいもないことから、思わぬ方向へと進みました。


Yだいは帰国2日目、昨日は眠れなかったと。

なぜかというと、彼は昨日の夜、頭の後ろに巨大な落花生がいて俺たちのことを忘れるなと言われたらしい。

セネガルの農村で野菜隊員として活動してきたからこその夢。

俺たちは日本に生まれて、職業選択も、どこで働くのかも自由に決める権利がある。

でも彼らはにはない。限界がある。

食べ物に困らない生活はできているが、自分たちは農民であり、その土地を手放して生活することなど到底できない。

ならば、少しでも生活水準を挙げられるように、支援を行うことが、俺たちの役割なんだ。

と彼は言う。


僕は、それはエゴなんじゃないか、と。


食うに困らない生活や、十分な教育を受けることなど、人間としての尊厳のある生活が最低限保障されなければならないが、それ以上のことを彼らは本当に望んでいるのか?ということ。




確かに、セネガル人は「日本は何でもあるし、みんな豊かでいい国だ。俺たちを連れてけ!」


と言ったりする。それは本音かもしれない。


けど、日本には日本で大変なことがあるということが分からない。


セネガル人の気質をもって、日本で働くことなんて到底できはしない。


彼らが変われば当然話は違うけど。


日本に暮らすセネガル人を何人か知ってるけど、本当に生きるのに必死。

お金を稼ぐことの苦労を知ったから。

お金がないと生きていけない社会にいるから。


加えて、先進国で生活しているというだけで、母国の家族、親戚一同からたかられる。


知らないから幸せなことってあると思う。


ようだいは帰国前、村人から「セネガルの農業を本当になんとかしたいなら、ここに永住すればいいじゃないか。」

と言われ、そんな気持ちになれない自分にも矛盾を感じたらしい。


自分が日本人だから、という単純な理由で片づけられない、日本のよさがあるのかな。


セネガルでの経験を消化して次につなげること。難しい。


目がかゆい。



今日のオヤスミ
♪ひとり咲き
CHAGE and ASKA 

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