2011年12月27日火曜日

電車で寝るのはもったいない~靴下は二重~

“Mens sana in corpore Sano”
(健全な精神は健全な身体に宿る)

腰痛が治りません、kojiです。


めっきり寒くなりました。

雪が降り始めて、久しぶりの雪景色に感動してます。

雪が積もった朝、家から見える山の景色が本当にきれい。外に出た時の空気(しっとりしてる)、においは幼少期のときのそれのまんま。

日がさしたときの雪景色なんて格別です。

セネガルにはない四季。日本人でよかった。寒いけど。


突然ですが、最近テンション上がった景色ランキング発表!!!

1位(いきなり)
いつもの河川敷ランニングコースを走っていたときのこと、ゴール間近でタイミング良くSuperflyの「My Best Of My Life」が流れて、太陽の光が水面に反射され、ススキの穂にその光が当たってたとき。

2位
いつもの河川敷ランニングコースを走っていたときのこと、雪が降った次の日で、空気が澄んでたので、いつもは見えない遠くの山まで見れたとき。(気持よかったので調子こいていつも以上に走って腰を痛めた)

3位
最近月2の頻度で電車で京都に行くのですが、東山トンネルを越えて、京都に入ると景色ががらっと変わるんです。雪景色が一変、快晴で紅葉終わりかけの東山を一望できたとき。



プロフィールをちょっと編集したのですが、バイブルを紹介します。

「ROVERING TO SUCCESS」

これは1世紀ほど前の本なんですが、大学時代に知り合った神奈川のボーイスカウトの指導者から紹介してもらいました。

若者が男らしさを身につけるために、障害となるものが5つあり、それらが障害となる理由について書かれてます。

どうあるべきかについて書かれているわけではなく、これらには気をつけなさいという事柄別に章が構成されてます。


なぜ、それらが障害となるかというと、





「自然の神秘に感動できなくなるから。」とのこと。





今日のオヤスミ
♪My Best Of My Life
Superfly

2011年12月8日木曜日

ストレスフルな社会~腹が痛いし腰も痛い~

友達がFACEBOOKにあげていた曲が、自分がセネガルでよく聴いてた曲で、セネガルのことを思い出して懐かしんでみたり。


kojiです。


先週末、先輩隊員の中でも頼れる人、上司にしたい人、おもしろい人No.1の呼び声の高い(2011年koji調べ)Yさんの職場、兵庫県の養父に行ってきました!

夕方に着いて、次の日の昼までしか居られなかったのですが、鍋食ってお酒しこたま飲んで、温泉入って、東洋のマチュピチュ見に行って、と最高の時間でした。

Yさんのつっこみはめっちゃするどくっておもしろい。

2日間通して笑いっぱなしでした。

そのせいか、腹は痛かったのですが、腰も痛くなって、今も立ち上がったり座ったりするときは関取ばりにゆっくり。

これがセネガルじゃなくってよかったとつくづく思う。病院いこ。


で、その次の日。

ラジオの収録がありました。


「一時間程度です」と聞いていたんですが、終わってみれば2時間半。

別にいいけど、、、


やっぱり腹が立つ。


終わってから、収録時間が長くなったことに対するお詫びの言葉もないし、謝礼も一切なし。

ボランティアだけど、交通費ぐらいだせよ!っていうケチな発言でしたーーー

すごく気持いインタビューだったら、こんな気持ちにはならなかったんだろうけどね。


インタビューしてくれた子も面白くなかったと思う。


というのも、ラジオ局の人はなぜか4人もいて、その中にドンがいたのです。


仕事にシビアで、できる女オーラ全開のアラフォー。



最初にあいさつしたときから、その場の空気を征服する人だなーと感じました。


収録の前にヒアリングがあって、セネガルの話と自分の活動の話をしたんですが、それがかれこれ1時間ほど。

アラフォーが僕に質問して、他3人がひたすらメモる。

その後収録スタート。


アラフォーが質問してくるのかなーと思ったら、

一番若そうな人(同じ年ぐらい)がインタビュアー。


メモを見ながら質問を考え、アラフォーの視線を背中にビンビンに感じながら、対話を進める。


俺も、うまく答えないとと、ぎこちなくなる笑。これは僕の責任だ。


収録を何度も中断しては、僕のいる目の前で

「ちょっと質問が一問一答になってるわよ!」「その話にふれないでどうするの?!」

と、お叱りの言葉が入る。


「僕がもうすこし、話を膨らませた方がいいですか?」なんて、少し気ををつかうも、


「いや、こちらの問題なんです!!」

と突っぱねられる。


もう最後の方はその人泣きそうなぐらい顔真っ赤。



後味の悪い収録でした。



今日のオヤスミ
♪僕が一番欲しかったもの
槙原敬之

2011年11月30日水曜日

あっけないラジオ収録にがっかり~タオルは6回パンパンする~

母ちゃんから「タオルを干す前に6回パンパンして。そしたら、ふかふかなるんやって」
と言われて、毎朝洗濯してパンパンするのが日課です。

家事手伝い、kojiです。


ラジオ局行ってきましたー

タイトルにもあるように、こんなもんなの!?っていうぐらいあっけなかったです。


まず、待ち合わせから収録までも早かった。


9時10分に駅前でJICAの担当者の車に乗せてもらってラジオ局へ。

僕は生放送ってことも知らず、「はぃ??」と。

しかも9時半からって言うもんだから、ほんとびっくり。

来週のラジオ出演は録画って聞いてたので、今回も同様かと思ってました。


で、少し待たされてそのまま収録でした。



打ち合わせはほぼゼロ。


収録室入って、進行役のHさんとそこで初めて会う。


ぱっと見は、

お酒のんできました?っていうぐらい顔が赤くって陽気なおっさん。



ちょっと話したら、

「はい、いきまーす」と。



本番入ったら、声のトーンはあがるし、プロやなーって思いました。

当たり前か。

10分もないぐらいだったんですが、本当に長かったです。ちょー緊張しました。

内容は基本的な青年海外協力隊事業の話から始まり、セネガル紹介、活動紹介、今後の進路といったもの。

Hさんの質問の仕方はとてもうまい。もっと話をしたくなるような聞き方をしてくる。

もっと話をしたかったし、Hさんのトーク術を教えてもらいたかった。

言葉を巧みにあやつる人は女もあやつる。これほんと。


Revenons à nos moutons

僕が出演したラジオ番組は、国際交流事業を扱ってる協会がもってる番組。

だからそこのラジオ局は広報させてあげてるっていう立場なんですかね?

お客として扱ってる感じは全然ないし、終わったらすぐに、お疲れ様でしたー、

となりました。



どうしたら日本語がうまくなりますかっていう質問したかったのにできなかった。




今度しよ。



明日は中学校でセネガル隊員OG、Eさんの講座の見学、手伝い。


思う存分足を引っ張ります。



今日のオヤスミ
Mon Coeur Mon Amour 
Anaïs

2011年11月17日木曜日

ここでそれ聞いちゃうんだ。テンパる俺~カーネルおじさんとC・Wニコルを足して2で割ったおじさんにからまれる~

今まで宗主国のことを「しゅうしゅこく」って呼んでました。
「そうしゅこく」って読むんですね。
県や市の帰国表敬で堂々と博識ぶって話をしてました。

ああ恥ずかしい。

そもそも、周りの人間は間違いだと気づいていたのか?

偉い人たちだし気付いてたけど、立場上言えなかったんだろうな。

間違いを訂正してくれる、そんな人間がそばにいて欲しいものです。

やっぱり年上の女性かな。。。

kojiです。




前置き長くてすいません。

青森、北海道旅行の次の日に県の表敬、翌日に市の表敬がありました。

市の表敬のとき、ローカル新聞の記者が取材に来ました。

何でもローカル新聞の中では発行地域において、そのローカル新聞の購読率が全国2位らしい。

要はA新聞や、Y新聞よりも読まれてる、地元密着型の新聞。


一通り市長との話が終わると、その記者が質問攻め。

「なぜセネガルに行ったのか?どんな活動をしていたのか?」

といった話に始まり、

「セネガルの教育の問題は?どうして情操教育なのか?」

とめちゃくちゃ突っ込んでくる。

「ははぁ・・・・」

市長や、JICAの支部長もいる前での質問攻め。

答えはするものの、言葉を用意してなかったため、うまく話せずに終わる。

自分の準備不足が露呈され、後悔だけが残りました。


情けない。


今後、ラジオの出演が2本、学校での講演依頼もいくつかあるので、「伝える」という技術を磨きたいと思います。


話は変わりますが、新幹線に乗った時のこと。

隣に座ったおじさんが、赤チェックシャツに釣りするときのベスト、太めのジーパンというC・Wニコルばりの格好(あくまでイメージ)で、顔はカーネルおじさんに真っ黒のグラサンかけました、という出で立ちでした。

そのおっさん、座るやいなやビールを販売員から買って2本飲み(朝10時ごろ)、パソコンを開いて英語のスライドを修正し始めるじゃないですか!

「なかなかおいしいね、このビール。」とかいって販売員の女の子にからむし、こいつはもしやすごいおっさんか?はたまたただのエロじじいか?と音楽を聴きながらおじさん側をチラチラと見る俺。

トイレに行きたくなりイヤホンを外すと、

「旅行?」

とタイミングを計らったように話かけてくる。

キターーーーーと思うも、面倒なことになりそうなので

「はい」とそっけない回答をする。

すると

「どこまで?学生?」

と話を膨らませようとする。

腹をくくるしかないと思い、セネガルから帰国したこと、大学時代のことなどの話をする。

おっさんは俺のことをいたく気に入ったのか、作業してたプレゼンを俺に発表してくる始末。

最初は適当に相槌を打ってましたが、実はすごい人でした。

もともとアメリカの大学教授で、今は退官されて全世界を旅行しているらしい。

今回は日本の大学で講演があって日本に来たのだとか。

アメリカに40年以上住んでるというから、格好で判断した僕もあながち間違いではありませんでした。


別れ際、名刺を差し出してくれて、アメリカに来るときはぜひ連絡をくださいと。


人との出会いっていろんなところにあるもんですね。





今日のオヤスミ
♪とまどいながら

2011年11月11日金曜日

推定五十路のマダムから逆ナンされる~北海道はでっかいどう~

北海道の列車(道民は電車と呼ばないらしい)には、
座席の前に切符を挟むスペースがある。

へへへへへへへへっへーーーー

kojiです。


先週、青森と北海道行ってました。協力隊の友達に会いに。

フランス語もなまっているS君、協力隊のアイドルRさん、そして同期のY。

朝市行ったり、カヌーしたり、美術館行ったり、温泉入ったりと本当に素敵な旅でした。

そしてご当地のおいしいものをたらふく食べました。ホヤうまかったーーー。



行きのフェリーの中でのこと。

一人だったので、一番安い16人雑魚寝の部屋の切符を買いました。

で、いざ部屋に入ると、老夫婦と奥さまと僕の4人。


荷物を整理して、フェリー内を探検しようと思い、部屋を後にしようとすると、その人から声をかけられました。

「あのー・・・・・お一人ですか?」と。


「そうです。友人に会いに行くんです。」と返答。


すると、何か言いたそうだけど、しばらくの沈黙が続き


「一緒に卓球しませんか」と。


はきはきと「やろうよ!」って言ってくれればいいのに、声のかけ方がなんとも言えずリアル。


丸一日フェリーの中だし暇なので、OKしたら、

「ごめんねーこんなおばちゃんと一緒に遊んでもらうなんて悪いねーー」とめちゃくちゃ上機嫌。



でも結局やりませんでしたww


約束の時間に部屋に戻るとおばちゃん爆睡してたので。



なんとも苦い体験でした。


今日のコンニチハ(まだ昼すぎなので)
♪Beautiful days




2011年10月28日金曜日

思ってても言えないことを素直に言う~「私のこと嫌いになったの?」~

友達の結婚式で、フォアグラを茄子と勘違いして食べました。

kojiです。


声だけで言ったら一番好きな女優、長澤まさみがヒロイン役の声優を務める、いまさら感たっぷりの「コクリコ坂から」を見に行きました。

お客さんは僕入れて3人。友人、僕、そして赤チェックの下にロンTを着こなす50ぐらいのおっさん。

そんな木曜の昼さがり。

家族に愛想つけられて、パチンコで勝ったけど、虚しくて、ふと看板みたら「コクリコ坂から」が目に入ったので、小さいころ「トトロ」を親父とみたなーなんて回想にふけってたら、見たくなってきた。

そんな感じかな?

と妄想してみたり。


茄子はおお間違いでしたが、こっちは大正解でした。


長澤まさみがサブタイトルにあるように


「私のこと嫌いになったの?」


なんて言ってるんですよ!!!

(もちろんこれ以上は発言を控えます)


目つぶってもっかい聞きたい。



昔、「さくぅ」とかすれた声で森山未來に抱きつくシーンが好きでセカチュウのDVDボックスを買いました。


それはさておき、「コクリコ坂から」、内容もよかった。

もう鳥肌ビンビン。宮崎作品はメッセージ性が強い。素直にそういう映画が大好きです。


特に今回はストレート。もののけバリに真っ直ぐ訴えかけてくる。


見てない人はぜひ!内容にも触れたいですが、なんせまだ公開中なので。

最寄の映画館は明日が終映日でしたが笑



なかなか言えないだろうと言うのはサブタイトルも叱り。

でも、もう一つあるんです。

それはつい先日、関東の友人、お世話になった人たちに挨拶に行った時のこと。




大学2~3年のとき、週4ぐらいでスケボースノボーサーフィンのお店に通ってました。

で、今回の旅行でそこの店に挨拶に行った時のこと。



くだらない話から震災の話、そしてくそ真面目な話になりました。

なんで大量の商品やサービスをこの世に生み出さなくてはならないのか、と。

そこそこの収入があれば、それでいいじゃん。

お金はあるけど、自由な時間がない。

社会に目を向けるならば、便利なモノやサービスであふれかえってるけど、物質的な豊かさと引き換えに、精神はボロボロ。

自殺者も相変わらず年間数万人。


なーんて話をしてました。

しかも、セネガルっていう全く違う世界の話を織り交ぜるもんだから、面白いってなんの。


技術移転や、開発って必要か?っていう話にもなりました。

話が尽きないので、端的に言うと、


病院を作れば、医療環境が整う、雇用が生まれる、現地の人の収入につながる。

でもそれによって時間的な拘束が生まれる。


セネガルでは、自分が健康で、家族が幸せ。この二つが満たされていればそれでよし。

極端だけど。


お金は二の次。金持ちが貧乏な人に施しを与えるのが文化であり、宗教であるから、お金がなくても食ってける。


収入が増えることと、家族と過ごす時間が減ること。


天秤にかけること自体が日本人の感覚では理解しずらいけど、きっとセネガル人は悩むと思う。




難しいなーと二人で悩んでみました。



まがりなりにも、毎年どんどん新しい商品が出るような小売業を営んでる店長の口から、「そこそこの道具があれば、横乗りスポーツ楽しめるのに」

という言葉が出たときはすごく考えさせられました。


それが、言いたかったことの一つ。


今日のオヤスミ
♪二度寝のサンバ
誰か知らないけど、NHKのクインテッド見てから頭ん中でずっとリピートしてる


2011年10月21日金曜日

帰国したけど、このままこのブログを続けようと思った理由

2か月間以上、音沙汰なくてごめんなさい。

kojiです。


「努力の習慣化」「文章を書くこと」が大切と以前このブログで書いたのにこの様。




どうしようもないですね。これからこれから。


その間に帰国して、一番搾りもしこたま飲んで、ガゼル(セネガルビール)が逆に恋しくなり始めました。

ブログ書くのやめようかなーって思ったんですが、やっぱり続けます。


っていうのは、

①いろんなとこ旅行行って、いろんな人と話すと考えさせられることがあった


②東京で友人と飲んだ時に、自分の考えをまとめて話す能力が欠けてると思った


からです。


実際なにがあったかは今度書きます。


昨日はセネガル協力隊OGと飲みました。

いい意味で全然変わってなくて(しいていうなら結婚したこと)、これから還元活動を一緒にやろうという話になりました。


明日は小学校からの友達の結婚式。

招待状はセネガルにいたから送れなかったということで、さっきもらいました。

先日東京に行った時は、嫁さんよりも先にそいつと新居に泊まりました。




今日のオヤスミ
♪二人よ
徳網正宗

2011年8月11日木曜日

ピアノリサイタルあるんだけど、行かない?ってクルクルヘアーのフランス人女性を誘ってみたかった

タイトルからとりみだしました。kojiです。




昨日は急にお腹減ってパスタを夜中に作って食べました。

案の定、朝から胸やけ。

コーヒーを胃袋に流しこんだら、深酒した次の日みたいなってます。



さて、フランス人の感受性の話の続き。


こと音楽に関してもそれは言えると思います。


僕が滞在していたモンペリエには、街の中心部に大きなコンサートホールがあって、ピアノリサイタルやら、ジャズコンサートやらやってました。

ほぼ毎日昼からやってるんですよ!しかもほとんどが無料。

かと言って素人というわけでは全然なく、若手の人だったり、お金目当てじゃない(ように見える)おじさんたちとかでした。

3回見に行きましたが、一度だけ満員だからと隣の部屋でモニター鑑賞しましたよ。

それくらいお客が入る。

言うまでもなく、鑑賞態度といったら、セネガル人のそれとは比べ物にはなりませんよ。


ホストファミリーに聞いたら、夏の間だけだと言ってました。毎日なにかしらやってるのは。

そうだとしてもすごいよ。



きっと税金で賄われてんだろな。




全然話変わりますが、フランスに行くときはパリにあるエロチズム博物館へ是非!



今日のオヤスミ
♪Hard Rock Cafe
Carole King









2011年8月7日日曜日

初めての1人海外旅行~孤独と自由、日本とセネガルのあいだ~

一カ月以上更新せず、すいません。
意外とみてる人がいるらしいですね、ありがとう!

生きてます。

タイトルにあるように、旅行に行ってました。

フランスに20日間ほど。

2週間はモンペリエという南仏の街で語学研修、残りはパリでぶらぶらと美術館と日本食屋巡り。

書きたいことは山ほどあったんですが、もうほとんど覚えてないです。


あまり写真も撮ってないし。



今回の旅で分かったこと。


1、フランス人は友だち、恋人、家族との時間を最重要視する。

語学研修中ホームステイしてたんですが、受け入れ先の家族というのが、お金と時間をもてあました老夫婦。

なんとプール付き。カラッとした風がふくなかでジュースのみながらリゾートしてました。


とにかく、よくお客さんが来る家で、ご近所さんや、娘家族に始まりいろんな人(あいまいな表現ですが)が来てました。
3日に1回はホームパーティーをしてたし。

とにかくお話好き。手料理の褒め合いに始まり、人の悪口まで、マシンガントーク。

ちゃんと僕にもわかるようにときたまゆっくり話してくれるあたりはセネガル人とは違いますが。


話し相手がいなくてこの世の終わりみたいな人にも会いました。

家から歩いて植物園に向かっていたとき、おじいちゃんに逆ヒッチハイクにあって、最初は警戒しましたが、いい人そうなので、その車に乗って話をしていると、

「奥さんは亡くなって今は1人暮らしなんだ。家に帰っても誰も俺を待ってないんだ」と。

やさしいフランス人もいるんだなーと思うと同時に、こんな老後は送りたくないなーとも思いました。

1人は孤独でもあり自由でもあるという意味で僕は大好きなんですが、年とると孤独だけが待ってるのかなーと。複雑ですね。


2、フランス人は仕事にやりがいよりも稼ぎの良さを求める。

お客さんの多い家だったのでいろんなことを話す機会には恵まれました。

いつだったか仕事の話をしたとき、

「日本人は仕事にやりがいを求めるだろ?」と。

「フランス人にとっては仕事はあくまでお金を稼ぐ手段だ」と断言してました。

確かに日本社会でフリーターや非正規雇用の人が少なからずいる理由の1つは、日本人は仕事を仕事と割り切れないからだと思う。

その一方、フランスで経験したことで典型的だなーと思ったことが。

SNCF(JRみたいなとこ)の窓口で切符を買うのに順番待ちしてるとき、帰社の時間になり、お客がたくさん待ってるにも関わらず、従業員が平気で帰る。

結局、その日の遅番の人の窓口に長蛇の列。

サービス残業なんて絶対しない。

ストが多いこともフランス人が仕事に対して妥協を一切しないことを物語ってると思う。


日本ってほんといい国ですよ。


3、フランス人は感受性がめちゃくちゃ高い。


そもそも、よりよいものを追及する好奇心が高いから、いいものを知ってる。


まずは食。

ホームステイ先では毎晩上手いものしか食べてませんでした。

前菜に始まりメイン、チーズ、デザート、カフェに終わる。

おいしいビールやワイン(特にロゼ)をしこたま飲みました。

セネガルでワインはもう飲めないね。


七面鳥、鯛のパテ、タコのカルパッチョ、イワシの酢漬け、挙げだしたらきりないです。

チーズもロックフォー、ヤギのチーズ、ブルーチーズなどなど。

食材もすごいけど、調理の仕方もオシャレ。ってか知ってる。

普通にトマトのサラダなんだけど、ドレッシングにミントが一つまみ入ってたり、

ステーキを焼くときに、匂い消しのハーブと香り付けのハーブを入れたり、

ガンバス(でかいエビ、セネガルじゃ超高級)でだしをとってソースを作ったり、

毎日がスペシャル♪



そして美。

ピカソって昔はちゃんとした写実的な絵を描いてたって知ってました?

僕は今回美術館巡りをして知りました。

あくなき美への好奇心なんですかね。


子どもたちが遠足で美術館に行き、絵画の前で学芸員(先生かも?)が説明してるとこにも遭遇しました。

子ども(小学生)は真剣に話を聞いてるし、純粋にすごいなーと思いました。

PISAの学力試験でフランスは全然いい成績を残せていないと学校の先生はブーブー言ってましたが、小さい時から本物の絵に接することができる子どもたちは本当に幸せだと思いました。


脱線しますが、僕は写実的な絵が好きなんですが、印象派の絵もいいなーと今回思いました。

3年前、フランスに大学の先生と行った時、モネの「睡蓮」を見てると音楽が聞こえてくると本気で言ってました。

またまたー。と当時は思ってましたが、あながち嘘でもないなと。

モネの絵を多く貯蔵してる美術館に行ったのですが、近くでモネの絵を見てると、筆のはしらせかた、息遣いが感じられてなんともいえない感動を受ける。

遠くから眺めてもまたいい。

俺の目も肥えたか笑




疲れました。

音楽についても書きたいし、フランス人についても書きたいことがあるので、また次回。


今日のオヤスミ
♪In Walked Bud
Toots Thielemens


2011年6月26日日曜日

計算か?効率的なお金の使い方を目の当たりにする~見栄張るのも悪くない~

肉の食べ過ぎで、体が臭いです。kojiです。


昨日はBBQを家のベランダでしました。そして今日は幼稚園の最後のフェット。

本当につかれました。

何がって、



①牛たんを凍らせて薄切りにする作業。

②2時過ぎに寝るものの暑くて寝苦しく、寝不足の状態で、時間の読めないフェットに参加したこと。




でも、最後のフェットはなかなか良かったですよ。全く退屈しませんでした。

嬉しかったのは先生方からセネ服のプレゼントをもらったこと。

しかも先生達がフェット用にあつらえたものと同じ。


お金がないけど、フェットはしたい。

そんな見栄はりたがりなセネガル人を尻目に、じゃあやんなきゃいいじゃん!と思っていましたが、見栄張って、こんなプレゼントを保護者やお偉いさんたちも来てる前でプレゼントさせるのは悪くないなーと思ってしまいました。

ほんと単純。




そして4月から週1ペースで練習していた踊りの発表もありました。


子どもの晴れ舞台を見守る親の気分が少しわかりました。


衣装もかわいくて、おじさんは大満足。




セネガルでは昼飯(アニ)が2時とか3時。今日のフェットでは3時過ぎにお菓子が出たことから、今日はアニはないんだろうなーとふんで、春巻きやらエビチップスやらドーナツを大量に食しました。


朝から何も食べてなかったし。



そしたら、5時ごろアニが出てくるじゃないですか!!!!


完全にしてやったり。


おやつ無しで5時にアニを出せば、セネガル人はめっちゃ食うから食費がかさむし、出す時間が遅いとぶーぶーごねるかもしれない。


でも、3時にお菓子を出しておくことで、今日はアニが出ないとふんでお菓子だけ食べて帰る人が結構いました。


言うまでもなく、アニの時間までいたのは本当にそこの幼稚園にゆかりのある人たちだけ。

食べる人も少なくて済むし、食べる量も少なくて済む。非常に計算されたフェットだったと感心してしまいました。


まあどこまで考えてんのか知んないけどね。



相手を油断させておいてアニを解散のギリギリにもってくる。


予算を効率よく使う戦略勝ちですね。



勉強になりました。



疲れたので、寝ます。



今日のオヤスミ
♪Garden
Suger Soul feat. kenji

2011年6月8日水曜日

忘れてた感覚を取り戻す ~in the beauty~

オクラのことをフランス語では「le gombo」と言うらしいです。

野菜は現地語でしか呼ぶ機会がないので、新鮮な発見。

今日の夜はゴンボゴハンでした、kojiです。




先週末、カオラックのアリアンスフランセーズで能の舞台がありました。


セネガル人アーティストの演奏などはよくやってるのですが、日本の舞台はおそらく初めて。


僕も、もちろん初めて能を見ました。


幼稚な表現ではありますが、日本人男性とフランス人男性が舞を踊り、日本人女性が横笛を吹いてました。


フランス語と日本語を両方使って演じてました。


日本人がフランス語を話し、フランス人が日本語を話しているシーンはとても滑稽であり、印象的でした。



舞台の後、そのアーティストの方とお話ができたのですが、


普段はパリで講演を行っているということでした。

日本人のお二人はとても気さくで、僕たちの何回も質問されてきたであろう質問にも真摯に答えてくれました。



加えて、ちょっとした所作がとてもきれい。

姿勢から、立ちあがる動作から、ビールを飲むときの手つきまで。


変態かもしれませんが本当にお美しい。



やはりプロだなと思わずにはいられませんでした。


ここまでいろいろな苦労があったんだろうな。




もっと話がしたかった。





見聞きすること1つ1つが本当に新鮮で、忘れかけてたものを思い出させてくれました。


それは何かというと、芸術に対する感受性。




日本にいるときは、映画館や美術館によく行ってました。


もちろん1人で。


友だちも少なかったので。



東京の美術館や映画館のHPを「お気に入り」に入れていて、なにか面白い企画展や映画はないかチェックしてました。


NHKの日曜美術館はかかさず見てました。



かれこれ一年半以上セネガルにいるし、知らず知らずのうちに感性が鈍くなってる。


磨かないと衰えることを知りました。



だからこそ、この国で情操教育を普及することに意義があるのかな


と思ったり。








「常に「他流試合」をして、異質なものに触れることが人間の成長にとって必須である。」

と、大学時代、ある先生から言われました。



カートヴォネガットの本を読んでいて


「芸術では食っていけない。

だが、芸術というのは多少なりとも生きていくのを楽にしてくれる、いかにも人間らしい手段だ。

上手であれ、下手であれ、芸術活動に関われば魂が成長する。」



という文章を見つけました。



ということは、、、



異質なものに触れ、さらにそのものが芸術に関わるものであるから、


俺はふたまわり成長したということだろうか。



と都合のいい解釈をしてみる。



ねむい。



今日のオヤスミ
♪静かな日々の階段を(e.p.ver.)
Dragon Ash




2011年6月3日金曜日

恐怖は最大の動機~荷物検査におびえる子ども~ 

坊主の女の子もかわいいと思えるようになりました。
20か月ほどセネガルに住んでるといろんな変化があるもんです、


kojiです。

一昨日の夜中、早くも雨が降りました。
そう、雨季の到来です。

8か月ほど雨に飢えていた大地に再び恵みの雨。







これっぽっちも嬉しくありません。


理由1、湿気が多くなり不快度指数は乾季のそれよりも高くなる。汗かくし、セネガル人は体臭に磨きがかかる。

理由2、僕の住んでる地区は水たまりがたくさんできる。ど雨季は置き石の上を歩くはめに。足が長く、身体能力の高いセネガル人に合わせて石が置いてあるので、跳躍力が問われます。水たまりの水は茶色から黄色に近い緑色までさまざま。匂いも絶品。吐き気を催します。そんじゃそこらのアスレチックよりスリル満点。下手したら破傷風。意気込みが違います。



でも、

雨が降った直後は独特の匂いがして、去年の雨季のことを思い出してしみじみしておりました。


なーんて。



さて、「荷物検査におびえる子ども」について書きます。

うる覚えだなー。笑




そう、2週間ほど前の幼稚園にて。


図工をしているときのこと。



お絵かきをしてるとき、「先生見てみてー」と子どもたちはひっきりなしに自分の作品を見せたがる。


褒められるという経験があまりないからなのかな。


ここぞとばかりに褒めます。



そして授業が終わってクレヨンや紙を回収し片づけをしてると、


のりのキャップがない。





色を塗ることがメインで、のりをちょこっと使うだけの工作だったので、自前のスティックのりを持っていきました。


先生に聞いても

「見てない」と。




キャップ盗む子どもはさすがにいないだろうからどこかにあるだろうと、子どもを総動員して捜させます。


でも見つからない。


まあいっかー、と思ってた矢先。


先生が声を荒げて子どもを並ばせ始めました。おやつの時間でしたが関係ないといった様子。



で、1人1人カバンの中身とポケットの中身チェックが始まりました。



うそーーー!!こんなこと初めてでこっちがびっくり。


こどもはちょービビってます。今までにないくらい先生が怒ってたしね。



無事チェックをパスした子どもも、そのまま横に並ばせます。連帯責任ということか?



それでも見つからない。


もし見つかってたらその子はどんな仕打ちを受けるかしれないので、見つからなくってよかった気もしますが。


そのあとも、先生、家政婦、子どもみんなで探しました。


必死になって大きな机を動かして探してる女の子たち。

誰が最後にキャップを見たか聞き込みをしている先生。

もの置きまで探しに行ってる家政婦さん。






たかだかキャップだし、のりもあと少ししかない。


もういいじゃんと思ってしまう俺。


必死に探してるみんなを見て、本当に勉強させられました。


曲がりなりにも教育に携わってる者として、自分の思慮の足りなさに恥ずかしくなりました。




でも、どうしてそこまで頑張れるんだ?




みんなをそこまで動かしたのは、


①教材が慢性的に不足している環境


3園行ってますが、この幼稚園が飛びぬけてものがない。

クレヨンや紙はあるわけない。

小さいプラスチックの椅子に座り、大きい椅子を机にしてお絵かきする。

今年できたばかりなので、これから環境が整っていくことを期待するばかり。



②なんと言っても恐怖心

先生の怒鳴り方が半端なかった。普段は温厚で、体罰もないだけに、その効果は絶大。


子どもを統制するために、体罰を加える先生は少なからずいます。

手っ取り早く子どもを手なずけるにはそれが一番早い。


それじゃ子どもには恐怖心しか残らないし、決してそれがいいとは思いませんが。





多くの心理学者が「恐怖」こそが人間の言動を決定する、根本的な最大の動機だと考えているらしい。


結局は本能的な欲求が勝るということか。




今日のオヤスミ
♪Sunrise
Norah Jones


2011年5月26日木曜日

言葉の学習についての考察~ビルキランにファーマあり~



荷物検査におびえる子どもについて書くと言いながら、他に書きとめておきたいことができたので、そのことを書きたいと思います。

夏休みの宿題は自由研究から。嫌いなものは先に食べる。居酒屋行く前にサウナ。

後先考えて行動がモットーのはずなんですが、、、


こんなはずじゃなかったんだけどな。

まあいい。


先日、「パンパン!!パンプルム~ス」ことEちゃんの任地ビルキランに行ってきました。

というのもその前日にEちゃんから現職教員向けの研修をやるんだけど手伝ってほしいとの連絡を頂いたので、もちろん断る理由もないし、彼女の帰国前に行きたいと思っていたので、二つ返事で快諾しました。


で、Eちゃんのホームグラウンド、ビルキランに足を踏み入れたわけです。

ガラージュに着くやいなや、「ファーマ(Eちゃんのセネガル名)の家か?俺はファーマの友だちだ!!」というバイクタクシーの輩が群がってくる。


まず最初の洗礼を受ける。


で、軽くあしらって、会場である学校に着くとEちゃんと隣任地のMさんは準備に余念がない状態でした。


僕は研修中、写真撮影や、補助などをしておりました。





で、思ったこと。

ファーマ人気はすばらしい!

マルシェやその辺歩いてる子ども、おっさん、おばさん、みんなに好かれてる。


IDEN(教育委員会)でも人気者で、圧倒されました。



そしてもう1つ。


Eちゃんのフランス語能力(というが語学センス)は非常に高い。

本当に羨ましい限り。

発話の回数が多いからか?


すっと口から出てくるあたり本当にすごい。


文法は完ぺき。フランス語は活用が難しく、わかっていてもとっさに発言したときに、間違えることがしばしば。

でもEちゃんはそれが全くない。時制も完ぺきだし。

まあ中国語はペラペラだし、語学能力に非常に優れているんだと思う。

それに加えて、あの性格。何に対しても気後れせずに、自分のいいたいことをなんとかして伝えようとする。

現職の学校の先生を前にしても堂々と話す。


それこそが、語学のセンスなのかも。

簡単な単語で、自分の言いたいことはほぼ言えるレベル。


瞬時に頭で考えて文章を構成して発言するということに関してはピカイチ。


JICAの求めてる語学能力を完全に備えてるなーと感心してしまいました。
(理由は後述します)

でも、


それ以上を求めるのなら、やはりセネガルでは限界があるのかなーと思いました。


なぜか、


セネガルの公用語はフランス語だけど、普段はみんなウォルフ語。


だから、喜怒哀楽など感情表現に関わるフランス語をセネガルで聞いたことない。

加えて、フランス語のことわざや、独特の表現なども全然聞かない。


仕事だけフランス語だから無理もないか。


つまりそれ以上の能力を求めても、周囲のセネガル人もフランス語の細かな言い回しを使わないわけだから、こちらも最低限の語彙でなんとかやりくりできてしまう。

簡単な単語や、時制表現ばっかりで幼稚だなと思われてるかもしれないけどね。


セネガルに来る前、長野の山奥で、語学研修を2カ月うけましたが、それはまさにこういうサバイバルな語学能力を身につけることでした。

ほとんどの人がゼロから新しい言語を学ぶ。

期間は限られている。

その中で、いかに自分の言いたいことを言えるようになるか。


だから、沢山の単語をひたすら覚える時間なんてない。最低限の単語と文法で、文章を組み立て、コミュニケーションを図るということを徹底的に叩きこまれた。(少なくとも僕の語学教室の先生はそうだった)

だから、研修の授業中に新しい単語が出てきたら、分かる人が分からない人に対してなんとかして説明しろと。先生は全く口出ししてくれない。辞書も使っちゃダメ。

それでいて、人種差別、不法入国労働者、貧困などについて議論しろと言われるんだから。



おかげさまで、ボディランゲージは得意だし、人見知りなんて全くしないです。

聞いたら分かるけど、読めないし、書けないです。でも話せます。


そう考えると今日の日本の英語教育と正反対。習得する順番は全く逆だから。


また脱線しました。



さて、Eちゃんの場合にはさらに一歩先の段階に進む素地はできてると思う。

充分いい土壌が出来上がってるから、あとは種をまくだけでどんどん成長していくんだろうな。


すごいよなー


そう考えるともし母国語がフランス語だったら、今頃はペラペラだったろうな。

もしくは、学校もウォルフ語だったらそっちがペラペラか。


小さいころから二つの言語を並行して学ぶことの弊害はこういうところにあるのか。と思ってみたり。



今日のオヤスミ
♪Will
中島美嘉

2011年5月19日木曜日

荷物検査におびえる子ども ~「君たちはどう生きるか」~

タイトルバリカタですが、内容はいたって平凡、「日常のくだらないことをいかに面白くするか」がこの一年のテーマ、

kojiです。

一年ほど前、隊員のドミトリーにて。

「え、その本Rさんも読んでるんですか?僕も昔読んだことありますよ。奇遇ぅですねぇーーー。。。」

あまりにうれしい偶然だったので、平静を装うのを通り越してわざとらしさに磨きがかかってしまいました。

それもそのはず、Rさんとはサリーマターブンダオの愛称で知られる、セネガル隊員のアイドル。

最近帰ったけど、日本でも会いたいなー。


で、前回ダカール上京時に、その本を再び見つけたので、持って帰ってきて、ここ最近時間を見つけては読んでました。

その本のタイトルが「君たちはどう生きるか」

ほんとストレート。しかも岩波だし。


大学に入る前、おかんの本棚にあって、何気なく読んだからもう6年近く前。


ほとんど内容は覚えてませんでしたが、何回読んでもいい!!


人生のバイブルと言ってもいい。自分に子どもができたらこの本は絶対読ませたい。


30年近く前の本だけど、いいものはいつ読んでもいいんだと実感しました。


おかん曰く、著者の吉野さんは哲学、文学界の重鎮らしい。


少し内容に触れると、

人間は自分の行動を自分で決定する力を持つから、誤りを犯すこともあるが、そこから立ち直ることもできる、という両面性を自覚しろ

といった感じでしょうか。


社会科学的認識とはなにかということが、この本の根底に流れるテーマのようですが、「社会科学的認識をもつ」とは「大人になる」ということではないかと思った次第です。



内容もすばらしいけど、本の構成、これがまたいい。


主人公のコペル君(名前のエピソードもまたいいんだ)とその友だちとの間で起こったことを、コペル君が叔父さんに話し、叔父さんがその話に対してコペル君に手紙を書く。という流れ。


叔父さんの手紙は毎回素敵。いちいちかっこよすぎる。

手紙形式になっているから面と向かって伝えられないようなこともあっさり言える。

読者にとっては、わざとくらしいなーと思うことなく、スッと入ってくる。って思ってるのは僕だけかもしれませんが。


うだうだと書き綴ってしまいましたが、一読を勧めます。


そして、疲れたので、荷物検査のことは今度書きます。



では。


今日のオヤスミ
♪My Way
DEF TECH

2011年5月16日月曜日

帰国を意識するとき。~マジでビール飲む15分前~

ビールとグラスを冷凍庫に入れて適度に冷えるまでの間にブログを書こうと思います。

kojiです。





4月半ばから毎週土曜日の夕方は、幼稚園の最後のお祭りのダンスの練習してます。

マジョレットゥっていう女の子だけの踊り。


いつものパップが先生です。

ジャンベではなくサバ―ルというセネガルにしかない楽器での演奏。

僕はそれを叩けないので、ドラム(和太鼓みたいな感じ)で参加します。


前回は来れなかったのでだいぶ進んだのかなーと期待していたら、、、、





パップが来ない。


電話をすると、まだダカールから帰る途中だと。



今日間に合うように帰ってくると言ってたよね。



ほんと頼む。俺はいいけど、女の子やわざわざ来てくれてる先生に悪い。


しぶしぶ先生に事情を話し、水曜日にもう一度練習ということに。



情けない。



意識が低い。覚悟とまでは言わないけど、もう少し自覚を持ってほしい。


お金ももらってるんだから。


俺の言い方が足りなかったか。

二人で練習するのとはわけが違うんだから。



そして今日。



ムスタファから電話があり、彼の家に行くと、



いない。





2時に行って、来たのが4時前ぐらい。


その間チェブジェン食って彼の部屋で寝てました。


来た時にいいわけするから余計腹が立つ。








短気なのか?短気になったのか?


セネガル来たばかりの自分だったら怒ってるんじゃないかと思う。


ということは、


帰国に向けてセネガル人的気質から日本人へと戻りつつあるということだろうか。


ふふふ。




いやいやいや、そういう問題じゃない。



一回怒ったら少しは変わるのかな。


「まあこんなもんか」


で、済んじゃうのがセネガル。



どこかで妥協点を見つけないと、こっちでの生活は大変。


毎日腹立つことばっかりで、怒り狂ってゆでダコみたくなってしまう。


いいところもあるし。そこを見落とすのはもったいない。


でももっとぶつかっていっていいのかも。


言わないとわからないし。


「岩を分投げて、波紋を立てる」


でも怒るの苦手なんだよなー。



今日のオヤスミ
♪Sometimes I Rhyme Slow
Nice & Smooth

2011年5月10日火曜日

歩くすぴーかー



口が軽いことから、高校のときからこう呼ばれてます。


今、ある人たちに内緒で進めてる(つもり)ことがあるんですが、どうも僕の口は秘密にしたくないらしい。

なめらかーに言葉が口から出てくわ出てくる。


お酒飲んだら特に。

なんとかなんないかな。

ちょっと本当にまずい気がしてきた。


変われ、俺。


今日のオヤスミ
♪Brand-New Myself
Charcoal Filter

2011年4月29日金曜日

そのデカい体はそのためにあるんだっ!!うちの水道はなんのためにあるんだ??

もう夜中の12時ですが蛇口をひねっても水はちっともでません。


これを書き終わるころには出始めて欲しいという願いを込めながら書いてます。


僕の家は2階なので、断水じゃなくても水圧の関係で水が上がってきません。

みんなが使わなくなり始める時間になるまで。

で、コーランが鳴り始めてからしばらくするとまた出なくなる。

朝6時ぐらいからまた断水になります。




なので、料理も洗濯も歯磨きも基本的には溜め水を使います。


水道があるのに使い物にならないぐらいなら、井戸生活の方がよっぽどいい。

井戸で生活してる隊員の方が羨ましいです。


今までならだいたい10時ぐらいからちょろちょろしだして、11時ぐらいには普通に出てたんだけどな。




あー眠い。


最近来た新隊員とダカールのドミトリーで話をしました。

茨城出身。


ラーメン屋トークで大盛り上がり。

看板の信号が青のときしかやってない、らーめん○生

これってラーメン?甘!!って最初は思うがだんだんはまってしまう、○むしゃ


日本に帰りたくなりました。



今日のオヤスミ
♪Take me there
Black Street

2011年4月22日金曜日

楽しんだもの勝ちだが、アレンジ加え過ぎでしょ。~可能性を信じて~

そうそう、それ気になってたんだよ。

もう半年以上雨降ってないのに蛇口の水はどこからくるのか?

一年半この街に住んでます。

kojiです。



幼稚園にて。


3園を巡回しているのですが、最近は音楽の授業ばかりやってます。



何か自分の形を残しておきたいなーと思い。いろんな歌を教えてます。


形には残らないか。



しかし、セネガル人はちょー音痴。

先生であっても音階の知識はあるが、音をとることができない。

どー↑、れー↓、みー↑、ふぁー↓



うまく表現できませんがこんな感じ。

ほとんどの先生がこんな状態。

音を外しながら(自然とね)歌っているので、子どもも当然そうなる。




俺が歌った後、先生が歌うとメロディーが気持ちいほど違ってる。



今歌ったでしょ????

先生のためにピアニカで演奏してるのに。



、、なんでそんなにアレンジ加えたがるかなー



すがすがしいぐらいに音が全然違う。


しかも音を外してることにも全く気付いてない。

みんな音痴だし、気にする必要もないか。


なんか幸せだな。



でも諦めてるわけではない。


私の知り合いの先生の中にはちゃんと音を取れる人がいる。2人もね。


ダーラで会った小学生はギターもできてラップもできて歌も上手だった。
音大卒の隊員の教育の賜物か。元気かなイブライマ。


やればできる。可能性はあると思うよ。



そういえば、


中学校のとき、弱小バスケ部に所属していました。

で、当時、新しく垂れ幕を作ったのですが、

そこに書かれた言葉は、、


「可能性を信じて」でした。


いかにも!!

あきらめるなということか?
最初からすがるものが可能性ということか?

キレイな言葉だが、なんだか癪にさわるな。




revenons à nos moutons


それに見下してるわけでもない。

セネガル人は音とりにおいては苦手かもしれない。でも、リズム感は素晴らしい。

セネ音楽に限るけど。


僕はジャンベをこっちで習ってますが、リズムがくるったり、入るタイミングを間違えたりすると、



はあ、、、なんでそうなるかなー、できない意味がわからんわ。


みたいな顔をよくされる。


きっと僕たちが、なんでこんなに音痴かなーって思っているのと一緒な感覚だろな。


なので、


どっこいどっこい。


どっちもどっち。


お互いに足りないものを補いあうということか。



今日のオヤスミ
♪Let's Get It Started
Black Eyed Peas

2011年4月19日火曜日

痛いところをつかれる=かゆいところに手が届く=痛気持い

去年の僕はスープカンジャとマフェなら迷うことなくスープカンジャ。

どんなセネガル食よりも好きだったのに、二週連続であんなに好きだったスープカンジャをなんのためらいもなく切り捨てて、マフェを注文する。


「人って簡単に変わるんです」
kojiです。


同任地の幼稚園教諭の家にて、一冊の本を見つけました。

「35歳までに必ずやるべきこと」

こういうタイトルの本には目がない。日本にいるときも本屋で見つけたら立ち読みしてしまう。
で、まだ家主が読んでないけど借りました。


で、早速読んでみると、、、


「ああ、そんなこと昔思ってたなー」と、ぐさっとくることが書いてある。


嬉しさと同時に、自己嫌悪に陥りそうになりました。



「努力の習慣化」と「文章を書くこと」


わかっちゃいるけどなー。




本を読んでいて(特にエッセイ)共感できるところがあると、その本を読み終えたい衝動に駆られる。




そんな夜中3時前。



今日のオヤスミ
♪ハイウェイ
くるり

2011年3月15日火曜日

5年ぶりのバスケ~お前は鰈だ、泥にまみれろよ~

どんなに夜更かししても朝目が覚めてしまう。
更年期?kojiです。

セネガルという単語が自分の脳にインプットされたのは中学生のとき。

当時の僕はバスケット少年で、

好きな言葉は、「俺は今なんだよ。」

愛読書は、「月刊バスケットボール」

尊敬してる人は、「アレンアイバーソン(NBA選手)」
学校を仮病で休んで、NHKBSで朝10時から生中継するNBAオールスターゲームを見たこともありました。

月刊バスケットボールをむさぼるように見てたころ、インターハイの特集や注目選手などのコーナーが組まれてて、
宮崎県と埼玉県代表の高校にセネガルからの留学生がいました(たしか)。

それが「セネガル」との初めての出会い、、、



それはさておき、5年ぶりにバスケットをしました。

最後にやったのは大学1年のときと記憶しております。

中高とバスケ部で燃え尽きてしまい、大学では一年と続きませんでした。


またバスケを始めたきっかけとなったのは、最近カオラックに来た新隊員。

小学校教諭で、小学校から大学までバスケットをやっていたという体育会系の彼女。
茨城生まれ茨城育ち。
眼鏡をかけるとアンジェラアキそっくり。

「青少年スポーツセンター(CDEPS)でバスケやるんですけど来ませんかー?」
という甘い誘いにまんまとひっかかってしまいました。

CDEPSに着くと小中学生と思われる子どもたちが太陽ギラギラの炎天下(といっても夕方5時)のもとドリブル、ランニングシュートなどを黙々と行っているではありませんか。

僕もそこに混ざらせてもらい練習をしました。

まず驚いたのが、地面がところどころデコボコであること。
ドリブルするときに下を向いちゃいけないなんてここでは通用しない。
地面の形をとっさに判断しないといけない。
そしてコートが滑る。砂っぽいから急なターンや、ストップアンドゴーなどがE難度級。
なかなかいい経験でした。

最初は久しぶりということでテンション急上昇で、「こりゃもう毎日でも来ちゃうよ!?」というぐらい楽しい!

がしかし、、、


しばらくすると体に異変が、

だるい。軽い脱水症状。

こまめに水分と取ったつもりだが、結構しんどい。

よく見るとセネ人みんな顔から塩ふいてる。黒いからそりゃもう目立つこと。



そのあとはだんだん涼しくなり、2m級のセネ人がぞくぞくと来て、シューティングを始めている。
そんな中で練習する小柄なジャポネが二人。


これ以上がんばったら、ご褒美のビールも飲めないほど疲れ果ててしまうと判断、高らかとギブアップ宣言。

その後もアンジェラは練習に参加。最後のゲームまで。
ほんとすげー。



でも癖になりそうです。

まずは基礎体力をつけないと。
帰国6カ月前にして、また面白いものを見つけてしまった。

ニヤニヤ。。



今日のオヤスミ
♪マイノリティー
グリーン・デイ

2011年2月14日月曜日

遊びに来ねのぉ~、待ってるでのぉ~ ~EFI一発目無事(?)終了!~

「焦りと後悔は何も産まない」(ゲーテ)
もう少し焦ってもいいのではないか?焦って見えなくなることって多いと思うけど、見えてくるものもあるのでは?残り7カ月ちょい。実際は4カ月ぐらい。焦れよちょっとぐらい。

kojiです。


今週は本当にバタバタ。「あ!」っという間に一週間が過ぎました。

火、水、木とリンゲールに行っておりました。えりなさん(20-4、映像)の写真展を見に。


ちなみに、えりなさんは僕と同じ福井県民。
このセネガルの狭い日本人社会に一時期は福井県民が5人いました。

そのうちの1人は僕の中学校の時の先輩。中1のとき中3で、女バスのキャプテンで憧れの先輩でした。

今度、シンチューマレム遊び行かせていただきます!


話が思う存分脱線したところで、、、


50年前のリンゲールの写真のネガを偶然手に入れて、
気が遠くなるような作業の末に現像を施し、ラミネートして壁に張り付けて展示。
リンゲールの昔を村人に知ってもらおうという企画。

本当に素晴らしかったです!薄っぺらい感想ですが。

村人が、
「これは俺の父ちゃんだ!」
「俺の家族が写ってるんだ、こっち見に来い!」

なんてちょー興奮してましたよ。

写真展の手伝いを少しだけさせてもらいましたが、時間をかけてコツコツと作り上げていく姿、
いい刺激を頂きました!
ありがとう。


しかし、リンゲールの乾燥は本当にひどかった。

初めて見たよ。湿度4%とか。朝の冷え方も半端ない。
手がかじかんで震えました。つっても20℃ぐらいはあったんだろな。


そのおかげで今現在まで体調がよくないです。
喉の調子はすこぶるおかしいし、鼻くそがカピカピ。鼻毛のおまけつきでとれるので痛い。

カオラックに帰ってきたのにいまだに引きずってます。


そして移動もしんどかった。リンゲールからの帰り、7時半にガラージュに行ったのに、出たのが9時すぎ。

しかもボロボロの車で、床もところどころ穴空いてる。

これ大丈夫かなーって思ってたら、案の定故障。

クラッチがつながらなくなる。で、車を降りてみんなで押して、無理やり3速に入れて、のろのろ運転でなんとかダーラまで。

ダーラ着いたのが11時すぎ。

カオラック行きのセップラはあったけど、俺が1人目。
(7人集まらないと車が出ない)

なんとかなるかなって思ったけど、3時ごろまで待って、結局俺入れて3人。

どうしても帰らなければならなかったので、仕方なく4席分買って出発しました。

1万4千フランが消えてきました。

こういうときだけ日本円で計算して(3千円ぐらい)、たいしたことないよと自分に言い聞かせる。


リンゲール、一回行けば十分やな。


で、昨日が一発目のカオラックEFI(教員養成校)。

去年といろいろと変更点があり、大丈夫かなと思ってましたがなんとか終了。

僕は当日、司会と環境教育と、音楽を担当。

完全にキャパオーバーでした。

ガラガラの声での音楽の授業。

今振り返って考えてもありえんな。

セルフマネージメント能力不足。

課題が残りましたが、なるようになりました。

周りのフォローのおかげで。いたらないところが多々あったと思います。ありがとう。



話は全然変わりますが、

大学と高校の友だちが今月と来月に式を挙げる。

今月の式は俺の誕生日。たぶん知らんやろうけど。

ユーストで流すらしいから、つぶやいてやろう。停電になりませんように。

123、にいさんおめでとう!!



今日のオヤスミ
♪やさしさに包まれたなら
荒井由実


2011年2月2日水曜日

イゴールの約束

インシャーラーって知ってますか?
神のみぞ知るという意味。

「また明日ね、インシャーラー」といったように使われます。
要は約束してもどうなるかは明日になってみないと分からないよってこと。

だから平気で約束してもその場に来なかったりする。
明日何時にと言っても、その時間にちゃんと来るセネガル人はいないのでは。

時計をしてても、時間があってる時計を付けてる人はごくまれ。
公務員や先生でも壊れている時計をして仕事してるぐらい。


今日、同期隊員から紹介してもらった新しい幼稚園に行ったのですが、何時にどこという指示を受け、行ったにも関わらずいない。
平気で1時間遅れ。それで幼稚園の先生つとまるんですかって思う。
話すといい人なのに。

同じく、今日のジャンベであれだけ口をすっぱく何時に始めようと言っていたのに来ない。
その後の予定があるからこの時間に始めるよと言っていたのに。


ジャム(平和)な国セネガル。
テランガ(もてなし)の国セネガル。


確かにそうかもしれないよ。
いいとこもいっぱいある。
日本では味わえないいいところが。



でも、

約束って守るものでしょ?


根本的な感覚が違うんだと思う。



セネガル人同士ってどうやって信頼関係を気づいているのだろう?

約束を僕たちが思っているような約束としてとらえている人はどれくらいいるのだろう?




『言ったことはやらなきゃいけないし
約束したことは守らなきゃいけない
出来ないんだったら言わなければいいし
約束しないほうがいい
でも約束があるから人はがんばれるんだよね』

NOMAK




今日のオヤスミ
♪gratitude
NOMAK

2011年1月31日月曜日

教員養成校(EFI)での授業がいよいよ始まる。~一年ぶりのナウシカとの再会~

「風の神さまは生きろと言っているもの、わたし生きるの好きよ。」
kojiです。


今週一週間はほんと忙しかったー、けど充実してました。

水、木、金とEFIの会議に出席。

水曜、EFIの説明会(?)がCDEPS(青少年スポーツセンター)であった。
受講生240人の中に僕と同任地の幼稚園教諭(まっきー)がいる。

たくさんのセネガル人の中に2人チュバップがいる。
はたからみるとすごい光景。
セネガル来た当初なら、緊張してたんだろうなー。

でも今となってはあたり前のこと。全然普通。
慣れって怖いねーと2人で話してると

EFIの先生、来賓が続々と来る。

来賓にはエスコート役としてEFIの受講生の女の子がつく。


率先してエスコート役を買って出る女の子がいる一方で、頑なに拒む子も。

ここで顔や名前を覚えてもらえれば。。。。。って思ってんのかな。


それを拒む子は、
自分はそんなこび売らずに正々堂々と。。。。って思ってんのかな。


来賓の方の入ってくる順番とか、話をする順番などを見ていてもいろいろな権力関係や利害関係があるんだろうなーと感じた。


木曜、EFIの構内にて会議があった。

儀礼的なものではなくって受講生と先生のオリエンテーションでした。
大学の大講堂みたいなところで、昨日と同じように大勢の受講生が座っているところに自分も座り、話の進行を見守っていると、やたら壇上にいる先生たちと目が合う。

しばらくして、

「君はこっちに来なさい。」と。

一瞬にして240人の視線が僕に集まる。

きっと受講生たちは俺のことを1人の生徒として見てたんだろな。
実際、年齢もそれぐらいだし。


で、自己紹介しました。マイク持つ手が震えてました。

オリエンテーションは結構盛り上がった。
特に質疑応答。
今年度のEFIの受講生が少ない理由や、EFIへの登録のことなど。
先生側が四苦八苦するような質問が多数出て、受講生は大盛り上がり。


金曜日、またまたEFIにて会議。

前日のオリエンテーションで、まだ登録が終わってない受講生が多数いるので、今日は先生だけの会議はしないと聞いていた。

それにも関わらず、昼過ぎから先生だけの会議スタート。といっても先生は半分以下しか来てない。
隊員の授業日を紙に書いて提出するはずでしたが、話がまとまらないためか、来週月曜にもう一度会議をするという結果に。

それもそのはず。会議では、もっぱら自分たちの給料の話。
受講生が減ったから、給料も減る。登録費を上乗せするか?先生を削るか?アブライワッド(大統領)がどーたらこーたら。

はああ。


そんな次の日の早朝8時。ベナンから任国外旅行で来ている助産師さんがダカールに戻る途中にカオラックに寄ってってくれました。

ダンスを習いたいとかで。
なので僕がいつもジャンベ習っているパップのところでダンスを習うことに。

久しぶりに会ったけど、何も変わってない。駒ヶ根(研修)のときのまま。

めちゃくちゃ純粋で素直。

日本にいるときにアフリカンダンスを習ってて、研修所時代、昼休みに体育館で1人で踊ってるような人。
スタイルがいいし、また踊りが上手い!

そのときから僕はナウシカって呼んでます。

ベナンでの話を聞いても、刺激を受けることがたくさん。

本当にアフリカが好きなんだなーってのがひしひしと伝わってくる。

アフリカに住むことを真剣に考えているようでした。


一年ぶりにNさんが踊っているところを見ましたが、やっぱりすごい!というか美しい。


その後の予定が詰まっていて、昼ごはんも食べずに、ダカールに向かってしまいましたが、本当に癒されました。

ありがとう!


今日のオヤスミ
♪ギブス
椎名林檎

2011年1月22日土曜日

ipod shuffre

セネガルに来る前、大学時代の友だちがいろんな曲を入れてプレゼントしてくれた緑色のアイポッドシャッフル。

実は日本に置いてきました。笑 


でも曲はちゃんと聞いてますよ。こうして。


そんな手間のかかるプレゼントをくれた彼が来年も大学に残るとか。


今日のオヤスミ
♪DON'T WORRY BE HAPPY
MONGOL800

2011年1月18日火曜日

わかっちゃいるんだよ、何をしないといけないのかも。痛いところを突かれる。

エビをリーバル買い(500g)して昼はエビピラフ、夜はエビグラタン、
kojiです。

グラタンを焼いてる間、空腹間を紛らわすために書いてます。

10日間ほど、任地カオラックを離れていました。

ダカールにて20-3のソワレに出席し、ロンプールに同期旅行、そして日本人会の新年会とせわしない日々を送ってました。

カオラックに帰ってきて、体調がすこぶる良くないです。
原因は明らか。

ひとーつ、二日連チャンでたらふく食べれるフランス料理屋に行き、二日目の牛ユッケにあたったこと。

ひとーつ、日本人会にて、こんな機会はないと日本酒をしこたま飲んだこと。そのわりに、ご飯はほとんんどたべてないこと。加えてユッケの次の日だったので、朝・昼とほとんど何も口にしてないこと。

ひとーつ、20-3ソワレ、日本人会と担ぎながらのジャンベを叩いたことで腰を痛めたこと(普段は座ってる)。


言わずもがな、なんでそうなったか、どうすべきだったか、わかっちゃいるけどなー



それはさておき、

今日も幼稚園にて紙芝居(手をしっかり洗わないと下痢になるよ、野菜を嫌わずに食べようという内容)をしてそのあと先生と話していたときのこと。

紙芝居は言ってしまえばウォルフ語の原稿を読むだけ。でも、その後の補足説明だったりがうまくできないので、先生にお願いしている。

その先生から、いい加減もう少しウォルフ語を話せるようになれとおしかりを受けた。

先生とのコミュニケーションはもっぱらフランス語。

子どもとはウォルフ語。子どもたちの言ってることはだいたい分かるし、子どもに対する声かけはほとんど決まり文句のようなものなので、そこまでウォルフ語が話せないのです。


わかっちゃいるんだよ。その通りなんだよ。素直に受け止めます。

残り8か月、でも幼稚園での活動は6カ月もない。

後悔しないよう、今やるべきことをやろう。


今日のオヤスミ
♪マゼラン海峡
かりゆし58

2011年1月4日火曜日

セネガルの一大イベント、リュットの試合をガルディアンと見る。

マルシェで野菜を買って、お釣りもらって、野菜を置いて帰る。

正月ぼけ、kojiです。

セネガルで一番人気のスポーツといえば、
サッカーかセネガル相撲。

ちなみに、空手も意外と知られてます。
「カンフォー知ってるか」とかたまに聞かれます。

で、「押忍!」って答えるとめっちゃ喜ぶ。


今日はセネガル相撲(リュット)の試合があり、アミドゥ(ガルディアン)と一緒に見ました。

セネガル相撲は日本の相撲みたいに、パンツ一丁で二人が組み合って相手を倒せば勝ち(厳密には違うけど)です。

初めてリアルタイムで見ましたが、なかなかおもしろかった。

メインの試合(大一番)は最後にあるので、それまでに4組ほどが前座で試合をする。
その間、二人(BombardierとYekini)はひたすらペットボトルの水を頭からかけて精神統一してる。


しかもその水は白かったり、緑だったりオレンジだったり。んで、ウォーミングアップなのか後ろ向きにステップを踏んで歩いたりしてる。

ちなみに、
Bombardier:135kg、198cm
Yekini:142kg、195cm

同じ人間とは思えない。銅像のよう。
琴欧洲と白鵬といったところか。


試合が近づいてくると、木の棒で作られた輪の中をくぐったり、マラブー(セネガルイスラム教の宗教指導者)からありがたい言葉をいただいたりしてる。

体にはグリグリ(御守り)たくさん付けてるし、あーセネガル、って思う。

で、その試合が始まるころには外を歩いてる人は誰もいない。
みんなテレビにくぎ付けなんやろな。

勝負は一瞬。でも相撲みたいに、立会いがあるわけではなく、いつの間にか始まって、手を回しながら相手との距離を徐々に詰めていく。

勝敗はというと、現チャンピオンYekiniの勝ち。

Bombardierが左フックをいれる瞬間に足を引っ掛けて倒した。

アミドゥいわく、Yekiniはすごく頭がいい。
確かに相手を良く見てるし、落ち着いてる。
20戦19勝1分けというのも、うなずける。

倒した瞬間のセネガル人の騒ぎっぷりは本当にすごい。

いたるところから雄叫びは聞こえるわ、爆竹は鳴るわ。

普段はおとなしいアミドゥでさえ、門扉によじ登って叫んでたぐらい。

「ケラ ヴェリテ!!ケラ リアリテ!!(感嘆形)」って連呼。(これが真実だ、これが現実だ)

この雄叫びが一番面白かった。


日本も江戸時代とかはみんなが相撲に夢中になっていたのだろうか。


今日のオヤスミ
♪モノローグ
TRIPLANE

2011年1月1日土曜日

今年も残すところあと2時間、この一年を振り返る。

何もないよーでそこにある幸せな大切な一日が♪

今年も残すところ、あと2時間となり外では爆竹が鳴り始めました。

かといってセネガル人は浮かれてるわけでもないです。いつものことなので。

イスラム暦の新年はすでに迎えてるし(タマハリ)。


2010年最後の日は、いつものように過ごしました。

掃除して、ジャンベ習いに行って、アミドゥ(警備員)と喋って、ビール飲みながらご飯作って、今に至ります。


今年を締めくくるということで、ベタですが漢字一文字で表したいと思います。


ちなみに、、

2008年→「変」
いろんな心境の変化があった。初めて海外に行った(フランス)。協力隊を受けたのもこの年。

2009年→「動」
外国に興味を持ち二度目の海外(バングラデシュ)→大学卒業(茨城)→帰省(福井)→派遣前研修(長野)→セネガル現地語学研修(ティエス)→任地に赴任(カオラック)
と、流浪の民。

そして、2010年→「外」
自分の内側よりも外に目を向けた年。外国で丸一年過ごした年。


去年や、一昨年ほど大きな刺激はなかったかもしれないけれど、多くのことを学んだ気がします。


日本じゃ当たり前のことがこっちでは当たり前ではない。

今ではそんな毎日が当たり前となってしまってます。

日本人に戻れるのかな。


よいお年をー


今日のオヤスミ
夢を見方に♪
絢香